ミュゼスキルトレーニング相談室 |
SSTはミュゼアルディ本町相談ルーム(山手心理相談室)へ。
発達障害やアダルトチルドレン・うつなど、さまざまな症状に対応しますはカウンセリング
だけでは改善できにくい、あるいは再発しやすい傾向にあります。これらの症状に対して
「能力アップ」することで対応しようとする方法がSST(ソーシャルスキルトレーニング)です。
スキルトレーニングには、大きく分けて「仕事上」「家庭内・友人関係」「論理的思考」が
あります。それぞれ相互に関連性はありますが、目的別に分けて説明します。
スキルトレーニングで可能なこと
@仕事上の説明能力向上 特に仕事上で求められる「説明能力」の向上を目指します。 経験のある方もたくさんおられると思いますが、自分ではきちんと説明しているつもりなのに相手は怪訝そうな表情をしているというケースです。この場合は、説明の順番が大幅に違っていたり、違う要素をごちゃまぜにして話していることが多く、自分では理解しているつもりでも、相手にはまったく伝わらない・・・。 必要とされていることを・必要とされている順番で話すことができるように、まず文書で書くことができるよう練習していきます。もちろん、日常生活でのコミュ力向上も同時に図ります。 |
A友人・家族との雑談を理解する @の仕事での説明能力とまったく違っているのが「雑談」です。こちらは、どうでもよいこと・答えが出ないことを延々と話すことも珍しくありません。また他人の悪口もエンドレスで話し続けることもあって、コミュニケーション能力が高くない方にとっては「聞きたくない音」が続きます。 実は、雑談を「理解する」ことは可能ですが、自分から話すことは困難なのです。ミュゼ山手心理相談室では、雑談を理解し、いくつかのパターンを覚えていくことで会話についていくことが大切だと考えています。雑談時に回避すべきことは、まったく興味がない様子をするととです。会話にいくらかは対応できるように練習をしていきます。 |
B論理的思考能力向上 論理的な思考とはどういうことでしょうか。 論理的思考(ロジカルシンキング)とは 「論理的な」「筋の通った」考え方をするという意味です。 相手が話した言葉や、身で見た文章などを体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。 とくに日常生活問題の解決策を考える場面で力を発揮します。 とはいうものの、この能力はいわゆる「勉強」が得意あるいは好きな方は伸ばすことができますが、そうでない場合は拒絶反応を起こす方もあります。また、上記Aのケースでは、論理的に考えないほうがうまくいきますので、万能ということではありません。 |