最近では男女同権という時代ですが、男女の構造上の違いは変わりません。男性には男性の・女性には女性とし
ての役割分担が生まれた瞬間から発生します。その際、夫がアダルトチルドレンの場合はどのような障害がある
のでしょうか。
他のページでも述べているように、アダルトチルドレンは発達障害と関連する場合もよくあるのですが、アスペ
ルガー症候群や他の発達障害と関連がない場合に、ネガティブに物事を考える方は多いです。
ネガティブシンキングというのは、常に後ろ向きな事を考えるという事ではなく、「ネガティブに物事を考えて
はいけない」と捉えてしまう点なのです。どれほどポジティブに考える方でも「ダメなものはダメ」なのです。
ある程度であればそれは性格として、やや抵抗はあるものの、周囲に認知はされます。ところが、一定の度合い
を超えたネガティブさは、周囲から「この人は病気だ」と見なされることも多くなり、周囲からも人が引いてい
くことに。
他の症状に該当する場合がありますが、
★電車の中で笑い声が聞こえてきた時、それは自分に対しての嘲笑ではないかと疑ってしまう。
★自分が歩いている前を歩く異性が早足になったり方向を変えたりした場合、自分がストーカーだと思われてい
るのではないか、と感じる。
★書店やコンビニで雑誌や書籍を見ていると、自分の周囲から人がいなくなり、自分が何か嫌な臭いを発してい
るにのではないか、と疑う。
こういった事を自然と考えてしまうのが、いわゆるネガティブシンキングです。これはうつ病の人に非常に多く
見られる傾向で、(従来型うつのケースです)幼いころからつらい生活を送ってきたアダルトチルドレンにも同
様の傾向が見受けられます。
これには、外見上のコンプレックスなども大きく影響します。たとえば
★背が低い
★太っている
★髪の毛が薄い・ハゲている
★口臭・腋臭・加齢臭
などがあります。
ただ、それ以上に『恐れ』が大きな原因とも考えられます。幼いころから社会的経験が少ないアダルトチルドレ
ンの場合、自分が低く見られることへの恐れや不安を過剰に抱いてしまいます。
★パーティなどでどうふるまえば良いのか経験がない。
★デートといってもどこに行けば良いのか経験不足。
それが、ネガティブシンキングの根底にあるものなのです。この考え方を変えるには、思い切って知らない場所
へもひとりで飛び込むことが大切です。
その「コンプレックス」を一緒に解消しましょう。