ミュゼでは、ひとりひとりに適合したトレーニングを行うためにマンツーマンを基本としています。それは「技
量」の問題と「こころ」の問題があるからです。
一般的に社会生活を送るためには他人との交渉・会話が不可欠ですが、アダルトチルドレン(ac)共通の弱点と
して「コミュニケーション能力の低さ」があげられます。
一般のトレーニングセンターなどで開催されているプログラム(初級コース)では
*起きていることを正しくつかむために、問題点を簡潔につかむコミュニケーションセンス
*場や空間、集団の状況を的確に感じ取り、リードするセンス
*相手に起きていることを一瞬にして感じとるクリアな感性の磨き方
*コミュニケーションを円滑に機能させるための話法習得
このようなものが主流ですが、この状態を理解できないというのがアダルトチルドレン(あだち君)の現実です。
簡単に言えば、小学生程度のコミュ力さえ持っていない方が多いということ。
特に大阪では「アホ」「ボケ」などという単語をとても多く使用しますので、なおさら萎縮してしまいます。
ミュゼでは、子供のころの環境によって「小学生会話」に触れることができなかった方のために、基礎の基礎か
らコミュニケーションの取り方を中心に練習していただきます。
★たとえば、相手が
「おはようございます」
と挨拶してきた場合、
「はあ」「まあ」と答えるのはマシな方で、かなりの割合で
「・・・・」と沈黙してし
まう方がおられます。
これでは円滑なコミュニケーションなど築けるはずがありません。なぜあいさつが必要なのかといったところか
ら始めましょう。
この段階から始めなければ、先に進むにつれて理解ができなくなり、トレーニングを断念することになってしま
います。
相談室での学習のほか、慣れたころを見て「宿題」も提出していただきます。コミュニケーションを中心とした
問題集(市販のものです)を利用して「日常生活の会話」を考えてみましょう。課題と比較してどこがおかしい
のか・間違っているのかという点をマンツーマンで話し合い、改善していきます。おおむね小学校卒業レベルを
目指します。
ご注意事項
*
小学校卒業程度の学力は最低限必要です。また脳の病気・損傷などの方の訓練はできません。よく間違えられる
のですが、自閉症の方は対応が難しいです。少しお話をしただけで「言葉酔い」(言葉が全く頭に入らないため
お酒を飲んだ時のように頭痛がしたり、イライラが抑えられなくなります。ミュゼでの用語です)が発生する
ことで言語での対応が困難になるためです。言語以外の対応は、申し訳ありませんがそれぞれ専門機関をお探し
ください。
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