仕事に必要ではないはずなのに、なぜかやたらと「資格」を取りまくっている方って結構多いですね。
ひとことで「資格」といっても列挙できないほどの数があります。さわりだけですが、
宅地建物取引主任者・司法書士・行政書士・ケアマネージャー・プログラマー・FP・医療事務・MOS・ケア
マネージャー・アロマテラピー・調理師・メンタルヘルス検定・・・・・。
かつて「3大資格」と呼ばれた医師・弁護士・公認会計士などもこの範疇に入ります。ずっと昔はお米屋さん・
理容・美容室さん・酒屋さん・クリーニング店を開業するにも「資格」が必要でした。
超人気を博したドラマ「半沢直樹」でも、入行以来地道にスキルアップを図ることで、周囲を引っ張る知識を身
につけたということができます。
「テクニカルスキル」を分かりやすく説明すると、上記のような「資格」が該当しますが、内容は「業務を行う
ために必要な能力」ということになるでしょうか。電話の応対や Word や Excel などのパソコン操作、英会話、
会計処理など、仕事内容により求められる種類は異なります。
テクニカルスキルは実務的な能力ですから、職位が低い主任・職員・マネージャーなどに必要だといわれてきま
した。しかし、現在では、続発する不正行為などを管理していくという意味もあって、より上位の管理職にも必
要なものとなっています。言い換えれば、自分が関わる業種や職種・専門分野の仕事を満足に動かしていくスキ
ルになっているということです。
テクニカルスキルは、勤務先以外でも通用するレベルのものであることが望ましいです。
アダルトチルドレンの方にとって、間違いやすいのが「資格を取得すれば独立もできる」という点でしょうか。
すでに税理士資格を持っているにもかかわらず、なぜか宅地建物取引主任や社会保険労務士・中小企業診断士
などにも挑戦し続ける方は多いです。資格=世渡り上手にはならないことを理解していきたいものですね。